堀部篤史
大学時代を京都の書店で働きながら様々な本、音楽、映画、や店に触れカルチャーを学び、現在は個人で書店を営んでいる著者の語る、「90年代のこと」。 個人的な意見を言わせてもらえるなら、その時楽しいと思える時間を作れるならば、(戦後に限れば)僕はどんな時代に生まれても構わないと思っているのだが、
現代のつまらなさ(それは環境だけではなくその人個人の責任でもあるのだが)について考えるにあたって、現代から少しだけ昔のことというのは参考になるものだと思う。
街の風景はそれほど大きく違わないのだが、店や作品にアクセスする経路が違う、携帯電話もAmazonもSNSも無い時代のこと。